京都国際学生映画祭part3

 過年度入選監督新作特集を観た。
 まず「つき よみ」。前作同様、まず気持ち悪い。生理的嫌悪感をしっかりと煽り、恐怖感もかきたてる。なんか上手く言葉にできない感触を映画に仕上げたような印象を持った。
 「Kへの画集」。不用意で、無自覚に映像を垂れ流したような。30分を持たせるほどの力が映像にない。音量と映像の調和もちぐはぐ。
 「プレリュード」、「OVERCOAT&MITTEN」。女の子版の妄想。これは女性にしか描けなくて、男に描かせてしまったら確実にエロスが入る。っていうか、男の感覚では入らないのがおかしくて、心の一部では、性のにおいがしないなんて偽善だと思っている。まあ、そんな感じ?