エドワード・ヤンが今年死んだのはニュースで知っていた。いろんなところで名前を聞いていたが、彼の作品はただの1本も観たことはなかった。彼の代表作といわれているこの枯嶺街少年殺人事件はDVD化されていないので、どこかで上映されるか、少々マニアックなビデオ屋で借りるしか観る方法がないのだけど、ふや町映画タウンにあったので観てみた。
何が起こるか、大筋はわかっているので、悲劇に対する心の準備をして観ているんだけど、不穏な空気が段々と形を成してくるその様子が本当に入念に描かれていて、とりあえず泣きたくなりながら観ていた。そして観終わって、ただただ悲しかった。
ビデオが上下巻で4時間弱ある映画だから、結構二の足踏んでいたのだけれど、観てよかったと思った。長いし、実際疲れるんだけれど、満足だった。ただ、ビデオ2本に分ける分け方はもうちょっと考えろと。
枯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件〈上下巻・2本組〉 [VHS]
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 1992/12/16
- メディア: VHS
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