テオ・ヤンセン展 人工生命体、上陸!

 テオ・ヤンセン展。おそらく東京で開催したら、この人の入りでは済まないはず。
 開館時間内で1時間ごとに作品を動かしてくれる(風の代わりに一部を手で動かしてくれたり、コンプレッサーで圧縮空気を溜めたり)。あの大きさのものが、動いているさまはなかなかに壮観。個人的には時計の機械部品が動いているのを思い浮かべた。
 一方で、細部の仕上げはなかなかに欧米感が強い。ストランドビーストの関節に当たる部分などの塩ビ管端面の処理には基本的に無頓着である。でも、ちゃんと鮮やかに動くし、ある種の美が宿っているんだよな。
テオ・ヤンセン展 - 三重県立美術館 開館35周年記念ll