WAITINGROOMにて高田冬彦の個展『Cut Pieces』
いずれも性的に眼差した男性を表現されるオブジェクトとした作品(性的に眼差すのは作家と観客)。私の性的嗜好からすると特に面白くはないはずなのだが、考えさせられた。
- 世に流通するあまたの女性を性的に眼差し、各種男性の性的嗜好に対応するコンテンツに対して、それを裏返して客観的に見るようなしぐさ。
- 真善美でいう美の領域であり、現代社会では正しくないこととされる他人を性的に見つめるしぐさについて、男女の非対称性に思いを馳せずにはいられない。
こんなところをぼんやりと考えた(と思う)。
一番奥の部屋にアイデアノートが2つ(だったかな)展示されていて、絵コンテ的なものを観ることができた。これはこれで高田冬彦のプロセスが覗けて面白かった。
なお、オノ・ヨーコがreferenceだということは解説を読んで知りました。
観たその日は結構思ったところがあったのだけど(ポジティブな意味で)、このエントリを書くまでに結構忘れてしまった。
waitingroom.jp