秋聲旅日記

 「路地へ」で観たようなショットから始まって、いくら何でもえげつない色彩感覚でもって画面の中に黄色い菊を入れてきたのを観て、イヤーな予感はしたのだが、これは駄作。いくらワークショップで講習生と一緒につくろうが、駄作は駄作。エロスはエロスに昇華しきれていないし、DVのどぎつい色も物語と全くあっていない。
 徳田秋聲の小説を読んだことがないから、脚本がどれほどのもんかわからないけど、青山はもう小説家気取りか?
http://www.cine-monde.com/syuusei.html