原宿→表参道→青山霊園→東京ミッドタウン

 東京来たついでに散歩してみる。若い衆でいっぱいの原宿→表参道にうんざりしつつ、同潤会アパートの取り壊しが始まってから来てなかったもんで、忠雄ちゃんのハコに置き換わっている事実を初めて目の当たりにして、時間軸を感じながら思うのだが、人間のサイズから見ると、表参道ヒルズ同潤会アパートの再生に成功しているようには見えず、建築はむずかしいと思う。表参道ヒルズの建物を背景に記念撮影している人が結構いて、ん?と変な感じになった。
 とりあえずプラダ
 
 表参道の喧騒を抜けると、急に空気が落ち着いて、青山霊園に至る。本日豪雨が降っていて、桜はほとんど散っていて、霊園らしいしっとりとしたもの悲しげな雰囲気だった。犬の散歩している人くらいしかいなくて、場所からは考えられない落ち着きっぷりにいいなと思ってしまった。そしてちょこっと高台にあって、昔は周りを一望できたのではないだろうか。この場所で花見が行われるという、死と喧騒の空間的な隣接っぷりは現在社会で普通に行われていることとしてはかなりレアものなんじゃないかとか思いながら、誰がどこに眠っているかわからないので、立ちいらずに六本木方向へ。
 国立新美術館は入場料高いし閉館時間迫っていたから今回は回避。
 
 でミッドタウンだけど、平日なのに人多すぎ。とりあえず、7時まで時間をつぶしたいので、忠雄ちゃん設計の21_21 DESIGN SIGHTに行ってみた。この建物の設計が進む過程を直筆のメモや数多くの模型を手がかりとして感じるような仕掛けになっているけれども、まあ大変な仕事ですな。アブダビの美術館や渋谷駅など最近安藤忠雄がかかわっているプロジェクトのメモ、模型も展示されていたけども、いかんせんあのヴォリュームであの値段設定は高いんでないの?行く俺も俺なんだが。
 
 
 夕暮れの建物を見ながら、中に入って、何でアウディのイベントやってんだよとか思いながら、富士フイルムここに本社移した意味は何?とか思いながら、富士フイルムのギャラリーで写真展見て時間つぶしした。蜷川実花はいらなくない?
 後は受付嬢は派遣でも面のクオリティが高い方がいいと思った。