保坂和志の書きあぐねている人のための小説入門を読んだ。
文庫版のあとがきには、小説というのは本質的に
自分に向けて内省される思考
であると書かれている。社会に生きる人間は、基本的に、ある程度を素早く他人に伝えるための近似表現を求められるし、トレーニングもさせられると思う。つまり、小説を書くということは、2つの間で引き裂かれながら、書く、ということなんでしょうな。
- 作者: 保坂和志
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2008/11
- メディア: 文庫
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