阿部和重と
伊坂幸太郎のキャプテンサンダーボルト。広げた物語を閉じていくことの難しさを強く感じた。
神町大好き
阿部和重と仙台大好き
伊坂幸太郎とが、中間点たる
蔵王は御釜を物語上の重要舞台として共作した小説。上記の時点で軽い小ネタ感漂う通り、軽やかに描かれる。ひょんなきっかけから運命共同体となった、
リトルリーグの頃からの腐れ縁の相葉と井ノ原とが、 元々精密に綴られているわけではないのだけど、400頁を越えて、御釜に向かうくらいから急激に記述が雑になって、ぼろぼろになってしまった。いろいろ裏に事情があったのかもしれないが、滑らかに広げた物語をまた滑らかに閉じていくのは難しいんだなと感じた次第です。