空を見てよかった

 内藤礼の空を見てよかった。
 私にとって水戸芸の個展は非常に重要なものだったので、可能なら内藤礼作品は触れるようにしているのだけど、これはよくわからなかった。
 抽象的な表現なので、読者側の心の在り方が作品の受け取り方に大きく影響してしまうのかも。
 前の方の詩的なものよりも、散文的な後ろの方の文章のほうがしっくりきた。終盤にある作品論のような散文はなるほど、と。